こまっちゃクレズマ
KOMATCHA KLEZMER
梅津和時 (sax,cl)
多田葉子 (sax)
松井亜由美 (vl)
張 紅陽 (acc)
関島岳郎 (tuba)
夏秋文尚 (ds)
こまっちゃクレズマ プロフィール
ベツニ・ナンモ・クレズマーを前身に1996年誕生。メンバーはそれぞれ様々なバンドで長年活躍を続け、劇伴や音楽制作など幅広く手腕を発揮する達人たちである。過去には沖縄から北海道、モンゴル、ロシアにも遠征し、ライブハウスだけでなく海小屋、都電、廃校、古民家、酒蔵、競馬場、工場、ワイナリー、畑と、様々な生活の場をも祭りと化してライヴシーンを開拓してきた。またファッションデザイナーNOZOMI ISHIGURO、モダンダンス武元賀寿子とのコラボなどユニークな活動も。これまでにアルバム4枚、おおたか静流とのコラボアルバム+ミニアルバムをリリース。コロナ禍でツアー活動は中断したが、自らYouTube番組「Komatcha TV」(全10回)を企画制作するなど新たな挑戦も行なっている。
(short ver.)
梅津和時が作った日本初のクレズマー・オーケストラ、ベツニ・ナンモ・クレズマーを前身に、旅まわり仕様の小編成の楽隊として、1996年から活動スタート。メンバーはPOP音楽の屋台骨を支える、地味だが強力な個性の集まりである。国内はもとより、遠くモンゴルやロシアにも遠征して、言葉は通じないながらも、老若男女から大喝采を浴びた。出没する場所もまた、海小屋、都電、廃校,古民家、ビニールハウスといっぷう変わった場所での企画イベントから、代々木アースガーデン、ナチュラルハイ等の野外フェス、ファッションデザイナーNOZOMI ISHIGUROとのコラボなど、ユニークな活動を展開している。また、ヴォーカリストとの共演も数多く、その歌心あるサポートぶりには定評がある。これまでの共演は、おおたか静流、小川美潮、白崎映美、東京ナミィ、石川浩司、知久焼久、大工哲弘、原マスミ、早川義夫、巻上公一、ガレージ・シャンソンショーなど。タップダンスの熊谷和徳とも。おおたか静流とは、2007年の共作「すっぽんぽん」に続き、2014年ミニアルバム「トペラトトのおどり」をリリースした。また2016年には梅津和時が音楽をつとめたNHK BSドラマ『嫌な女』のサントラ盤でもこまっちゃワールドとも言えるバンドサウンドを聴かせている。
(long ver.)
■梅津和時(sax,cl,etc)
70年代前半に渡米、ニューヨークのロフトシーンで活躍した後に帰国、1977年結成の生活向上委員会大管弦楽団で一世を風靡した。1981年にドクトル梅津バンド(D.U.B.)を結成、以後DIVA、シャクシャイン、ベツニ・ナンモ・クレズマーなどのリーダーバンドを結成、現在はKIKI BAND、こまっちゃクレズマ、新大久保ジェントルメンの3つのバンドを率いている。 自己のバンドの活動と並行してRCサクセションのサポート、イアン・デューリー&ブロックヘッズへの参加、沖縄民謡の大工哲弘のプロデュースなど国内外の多様なジャンルのミュージシャンと無数の共演、また、アケタの店に始まり現在ピットインで続く連続コンサートの「大仕事」、雑多で猥雑なキャバレー「大風呂敷」、練馬の畑でのコンサート「フェスタ・イン・ヴィニール」などイベントの主宰、多国籍混成オーケストラ Asian Fantasy Orchestra の音楽監督の一員、「我に撃つ用意あり」などの映画音楽などきわめて幅広く活動してきたが、その勢いは現在も継続中。
■多田葉子(sax)
1993年ベツニ・ナンモ・クレズマー参加。以後HOBOサックス・カルテット、こまっちゃクレズマなどのバンドに参加しつつ、同時に梅津和時の業務サポートも務める。自己の即興ユニットOKIDOKI、三管アンサンブルのプチだおんを主宰。参加バンドに、伊藤ヨタロウ&メトローマンスホテル、 Katsura Mazurka、Cosmopolitan Cowboys、先カンブリア・クラリネット四重奏団など。ちんどん屋の楽士としても不定期に活動中。本年3月にはプチだおんで初アルバム『オドラデクのルンバ』をリリースした。
■松井亜由美(vl)
1981年カトラ・トゥラーナ参加。1stアルバム“Katra Turana”はヨーロッパでも発売、英インディーズチャートでベスト3に。1988年から石塚俊明、ロケット・マツとシノラマ。 歌人・福島泰樹や友川カズキ、PANTAらのバックサポートをつとめ、若松孝二監督「17歳の風景」、三池崇史監督「IZO」など音楽参加。1995年結成のパスカルズのメンバーとして5回の欧州ツアー、東陽一監督「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」山下敦弘監督「松ヶ根乱射事件」などの音楽にも参加。
■張紅陽(acc)
本名熊谷陽子、作曲&編曲&キーボード奏者。浦山秀彦とのユニット「めいなCo.」で、映画やテレビドラマ等の音楽を手がける。 主な最近の作品:「暗い所で待ち合わせ」「憑神」「クローズドノート」「板尾創路の脱獄王」「世界で一番美しい夜」「遠くの空に消えた」等、日本アカデミー優秀音楽賞を、「GO」「世界の中心で愛をさけぶ」「今度は愛妻家」で受賞。 佳村萌とのバンド「ほとらぴからっ」も活動開始。
■関島岳郎(tuba)
1989年に篠田昌已、中尾勘二とコンポステラを結成する。以後ストラーダ、THE THRILL、栗コーダ−カルテット、こまっちゃクレズマ、シカラムータ、渋谷毅エッセンシャルエリントン、デートコース・ペンタゴン・ロイヤルガーデン、OKIDOKI、ふいご、プチだおん他多数のバンドやユニットに参加しつつ、個性的な作編曲家、演奏家として膨大な数の録音にかかわる。酒井俊やUA などボーカリストとの共演も多い。大工哲弘、三枝彩子などサウンドプロデュース作品も多く、電子音と生楽器を混在させたアンビエントサウンドに定評がある。
■夏秋文尚(drums)
1986年あがた森魚全国ツアーよりドラマーとしてスタート。以後大江千里、鈴木博文、ムーンライダーズ、原田知世、栗コーダーカルテット、駒沢裕城、さねよしいさこ、ミオフー、堂本剛、松平健、等等 CDやライヴサポートで活動。1996年から2001年迄チューインガムウィークエンドのメンバーとしても活動。2008年8月こまっちゃクレズマに正式加入。ジャック達のメンバーでもある。