梅津和時(sax,cl)プロフィール
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梅津和時
UMEZU KAZUTOKI
音楽家
サックス、クラリネット奏者
1949年10月17日、宮城県生まれ。70年代前半渡米、サニー・マレイ・グループ、テッド・ダニエル・エナジー・オーケストラ等、多くのジャズ・ミュージシャンと共にニューヨークのロフトシーンで活動後、 1977年結成の生活向上委員会大管弦楽団で一世を風靡した。
1981年ドクトル梅津バンド(D.U.B.)結成後、海外での活発な演奏活動と並行して、忌野清志郎のRCサクセションのメンバーとしても多忙を極めた。
以後、DIVA、 シャクシャイン、ベツニ・ナンモ・クレズマー、NAZO、新大久保ジェントルメン、HOBOサックスカルテット等、リーダーバンドを次々と結成。
内外の多様なジャンルのミュージシャンとも無数の共演を果たしているが、中でも90年代NYシーンを代表するトム・コラ、サム・ベネットとのサード・パーソンやマーク・リボ、ジョン・ゾーン等との共演、イアン・デューリー&ブロックヘッズの英国ツアーへの参加は特筆すべき体験であったと言える。来日したティナ・ターナーやB.B.KIngとの共演も果たしている。
国内では沖縄民謡の大工哲弘や、木村充揮ジャズアルバムのプロデュースなどでも数々の名盤を生み出した。ジャズ、ロック、フォークなどジャンルを問わず多くのミュージシャンと共演を続け、自身の連続ライブイベント「大仕事」「プチ大仕事」は、その集大成とも言える。
一方、他ジャンルとのパフォーマンスは、70年代のアレン・ギンズバーグや白石かずこ等、前衛詩人とのセッションに始まり現在に至るまで意欲的に取り組まれており、大野一雄、大野慶人、勅使川原三郎、武元賀寿子らのダンサーや、さらに俳優、画家、写真家、映像作家などあらゆる表現者と一期一会的な共演を果たしながら、創造的即興を追求し続けている。
現在はKIKI BAND、こまっちゃクレズマが主なリーダーバンドであり、結成間もなく20周年を迎えるKIKI BANDでは、欧米やロシアなど海外のフェスティバルやツアーも旺盛に行っている。
映像関連では、若松孝二「我に撃つ用意あり」他の映画音楽、また一昨年のNHK BSドラマ『嫌な女』では劇伴音楽を担当した。
参加するドイツの音楽グループによるベルリン録音『Kyoto mon Amour』(2016年/Eric Schaefer)は、2017年フランスでベスト・ワールドジャズアルバム賞を受賞。
これまでに演奏で訪れた国は30余国に及ぶ。
梅津の歴史詳細はこちら。
2018.7.31